たまには映画のことを書こうかな^^



『鬼龍院花子の生涯』

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あの、夏目雅子さんの有名な映画です。


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観た方もたくさんいらっしゃるんじゃないかな。


それにしても夏目雅子さんってホント綺麗ですよね~(*^。^*)


大好きです。



この映画は、土佐のヤクザの親分『鬼政(鬼龍院政五郎)』を取り巻く女性たちを中心に、

コテコテのヤクザ映画っていうよりは、その女性たちの愛憎を描いた作品ですね^^


女性の主な登場人物は、


鬼政親分の養女である松恵(夏目雅子)

妻である、(岩下志麻)

妾である、つる

つると鬼政親分の実娘、花子


それから、鬼政親分の敵対組織の末長組の組長「平蔵」の妻、秋尾(夏木マリ)


だいたいこんなところかな。。


主に松恵の視点で、それぞれの立場や目線が描かれてます。

原作の作家は故・宮尾登美子さん。
この方の人生模様、考え方、これも大好きです。

この登場人物たちの立場って、この映画を観た女性たちは必ずどれかに当てはまる、もしくはいくつか重なるところがあって、そこがまた共感できて面白いところなんですね^^


ちなみに私はというと、「歌」に一番共感してしまったかな(笑)

親分の本妻、歌は、親分の立身出世を助ける身として組織をバシっとコントロールしてるんだけど、鬼政親分って女好きだから、妾をいっぱい屋敷に住まわせてるのね(笑)

それに感情を出さず、ただただ本妻としての本分をまっとうしていくんだけど。。。

やっぱり寂しいですよね。

時にお酒を飲んでしまい、本音を出すところとか。。

それから、歌は病に倒れるんだけど、その最期は壮絶で涙が出ました。゚(゚´Д`゚)゜。

歌は元々芸者さん。。
華ある芸者のころに出会った鬼政との馴れ初めを思い出しながら、本当は病で起き上がることも出来ないのだけど、松恵に手伝ってもらいながら化粧をして、力なき三味線を弾きながら死んでいった。。

あまり顔に感情を出せないタイプで、松恵を養女にもらってからは義理母になるのですが、妾の一人からだったかな、「母親らしいことしてるとこみたことないわ」などと責められる場面もあります。
ただ、松恵を学校にきちんと行かせるためだったり、鉛筆を買うお金を得るためだったりと、松恵が「筋」をきちんと通してそれを得る方法は、彼女なりに教えていたんですね。でも人にはこれがなかなか理解されないんです。

歌の強さと不器用さは、とても共感してしまいます。

死に間際、松恵に
「あんたに私と同じ人生を歩ませたくなかった」
と言った瞬間はね、、もう泣きましたわ。。


・・・あぁ、、今思い出しても泣ける><;



まぁ、はい。。
・・・どうしても重なってしまうところがあるんです(笑)


妾である「つる」との間にもうけた「花子」
この映画のタイトルにもなってる花子なんですけども、松恵ともう一人の主人公ということになるのかな。

ただ、、、キャスティングかなり酷だと思ったw
なんせ相手は夏目雅子さんだからねぇ。。。
彼女と対比しようとしたのが見え見えなこのキャスティングw

でも、演技はめっちゃ上手です^^


花子はさすがに実娘だけあって超激アマに育てられるのですが、それでも女です。
愛憎の渦の中に、次第に散っていきます。。
花子に絡む男性たちはみんな殺され、死んでいきます。。

一人、いつもとり残される花子。
愛情をひたすら追い求める花子の末路は悲惨なものになります。。
彼女が一番悲しい死に方だったかも知れないです。


松恵視点で進むせいか、松恵そのものに感情を移入することはあまりなかったかな。。
物語の語り手の部分が大きいのと、あと夏目雅子さんという見た目のインパクトがね(キレーすぎて。笑)

でもかの有名なシーン、

「あては鬼政の娘じゃき、、、なめたらいかんぜよっ!」

のところは・・・迫力があって怖かったな(笑)
殺された夫・田辺の祭壇前で遺骨を取りに行くシーンなんですけどね。
かのセリフもですが、財布片手に男性たちを手で退かすシーンが怖いです。
なんかでも、ホッとしてしまうシーンでもあるんですね。


鬼政親分は、最初は打算的なところもあるんですけど(・・・若手率いる親分だからそれは仕方ないですけどね)次第に侠客の本分を取り戻し、弱きを助けていくところは好きだな~。
相手の覚悟を見る姿勢も好きです。

松恵の夫「田辺」に指詰めさせるシーンがあって、やり過ぎじゃないかなって思う方もいるかもだけど、相手に松恵をめとる、それだけの覚悟が本当にあるかどうかを見たかったんだと私は勝手に解釈してしまっています。

親分は、田辺とは当初、花子と結婚させるつもりでした。
ですが、田辺自身は松恵のことを愛してしまった。
目論見も外れ、激昂する親分に、田辺は覚悟を見せる必要がありました。

田辺はその覚悟を見せるときに、

「やるべきことがあるから命は差し出せんが腕でも脚でも切れ!」

そう鬼政親分に言い放ちました。


親分はそこを買ったんだと思います。
歌もまた、躊躇なしに指つめ器材一式(笑)を差し出すところね。。
これって、親分も歌も、普段から命張ってるからなんですよね。
いつ殺されてもおかしくない渡世に生きてて、相手の覚悟を見たかった、それだけ大事な松恵ってことだったんだと思います。


松恵は女学校に行って、とても優秀で学校の教鞭ととっていました。
侠客の娘なのに学校の先生というね、おそらく、鬼政親分からすると特別なんです。でも思い通りにならないのは嫌いなんですね。

鬼政親分は気に入った女性を自分のものにしないと気が済まないところがあるもんだから、松恵をちょっと手篭めにしようとしたこともあります。
松恵が自害しようとしたところで、親分はあきらめます。
それだけ意思がものすごく強いのですね。



夏目雅子さん自身も、あの笑顔からは想像できないような強い意思を感じます。
かなり負けず嫌いなんじゃないかなって。。
だけど、あれだけキレイで周りから愛されてても、決しておごらず努力する姿勢が、さらなる共感を得たのかも知れないですね。


私もそうなりたいなって思いました^^
まぁあの、、、日々一生懸命やってる(つもり)だと


「分かってくれやー!!!おりゃああ!!!」


ってなるじゃないですか、私みたいな凡人って(笑)
黙ってやってりゃいいんだろうけど。。


人がやりたがらないことを、ついやってしまいますからね。。

やりたいことだけをやればそうならないのかな?ってことも、ないとは思うのですが。

こればっかりは性格ですし。


変えたい、変える努力をする、のはしますけども、
目に付いてしまうものを見捨てることも出来ません。


たしかに八つ当たりはご法度ですけども、そういう彼らも黙っとけばいいんですね。
知らんフリをするわりには、文句を言ったり、人に変えてもらおうとしたり。

しかもそれを催促したり、あの手この手でコントロールしようとしたり、ね^^


自分の手を汚さないでいて、なにかを得ようとする姿勢はどうも好きになれません。






はいっ!
映画の話だったのに私の感情論でしめくくるっ(笑)