Bonnie and Clyde

(俺たちに明日はない)
ファイナルカット





ボニーとクライド、たぶん知らない人はいないんじゃないかってくらい、



有名なお話。。



そして、この「俺たちに明日はない」のクライマックスのシーン。



私は何度観ても涙が出る。



・・・・というか、大泣きしてしまう(涙)




なんでだろう。。。






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私の大好きな、二人のツーショットの写真。。




(クライドってばイケメンwww)




実在したこの二人は、当時のアメリカで英雄視されたのは有名なお話。。




でも、本当は英雄視されるべきではない、幾多のひどい罪を犯した。




罪と罰というより、彼らは、恨んでもいない人たちをあっさりと殺してしまった。。




つまり、殺された人たちの大切な人生も、同じようにあったということ。。




・・・それでも、私はこの二人の生き方に憧れた。




もちろん映画は脚色されているから、物語はキレイに見える。




そのキレイな部分しか見てないから、




感情を誘導される。。





憧れた部分というのは、その最後まで愛する人と共に出来たというところ、そして、





涙してしまうところは、「その手を握ることが出来なかった」というところ。。。





死に間際、愛する人と見つめ合ってそれを迎えることは、たぶんほとんどの人生において不可能だろう。。




二人は、いつか自分たちがこういう結末を迎えることを、知っていたはず。




そしてその時が来たときに、すぐに覚悟をしたはず。




だけど、もうちょっとだった。




お互いに手を握るまで、もうちょっとだったのだ。。




二人は若干25歳、そして23歳でこの世を去ったんだけど、




この二人の最初の出会い方というのは、なぜか必然であったと感じる。。




当時の時代背景は、今の世の中に似ている。。




こういうやり方で時代を生きていく人もいる。




不良だったかもしれない。ギャングだったかもしれない。




社会的に不要とされたのかも知れない。




だけど、生きていく必要があった。





そして殺された人たちにも家族があった。愛する人もいた。愛されてもいた。




だから決して褒められたことではない。




むしろ憎まれて当然だろう。。




そして罪を賛美してはいけない。





・・・いけないけど、二人の生き方にはやっぱり憧れる。。






たった二人だけの比類なき終わり、を目指して、





共に愛し合いながら、





一生懸命生きていくということが、





少し希薄になっているのかも知れない。。